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たけのこの旬は?種類ごとの最盛期やおいしい食べ方を紹介

たけのこ

シャキシャキとした歯ごたえと爽やかな香りが魅力のたけのこは、「春の味覚の王者」として親しまれている人気の野菜です。
地上に顔を出すとすぐに竹へと成長してしまうため、おいしく食べられる時期はごくわずか。
種類ごとの旬をしっかりと押さえて、一番おいしい時期にたけのこを楽しみたいものです。
この記事では、たけのこの種類ごとの旬やおいしく食べるコツ、栄養素などを紹介します。

監修

清水加奈子

清水加奈子
フードコーディネーター/管理栄養士

管理栄養士、調理師、中医薬膳師などの資格を持つフードコーディネーター。アイディアレシピの開発、料理をおいしく見せる盛り付けや食器のスタイリング、ダイエットレシピの提案など幅広くこなし、食関連の企業サイトやメディアなどで活躍中。

公式サイト

たけのこの主な種類と旬

たけのこにはさまざまな種類があり、種類ごとに旬が異なります。
ここでは、主なたけのこの種類や旬、味わいの特徴を紹介します。

モウソウチク(孟宗竹)

モウソウチク

モウソウチクは、春の味覚として日本全国で広く流通しているたけのこです。
身が大きめでやわらかく、甘味とほのかな苦味が絶妙に調和した味わいが特徴。
「これぞたけのこ」という印象を与える、代表的な品種です。

モウソウチクの収穫は3月頃から九州で始まり、本州では4~5月頃が旬になります。

マダケ(真竹、苦竹)

マダケ

マダケは、モウソウチクに比べると細長い見た目で、皮の黒い斑模様が特徴です。
えぐみや苦味があるため「苦竹」と呼ばれることもあります。
しっかりとした歯ごたえと濃厚な風味を堪能するために、丁寧に下処理してから食べてください。

旬は5~6月と短く、市場に出回る量は少なめです。

ハチク(淡竹、甘竹)

ハチク

ハチクは少し細めで、薄い皮に包まれたたけのこです。
味は淡白でえぐみが少ないため、合わせる食材や味付けを選びません。

5月に旬を迎えますが、マダケと同様に、市場に出回る量は限られています。

シホウチク(四方竹)

シホウチク

シホウチクは、10月から11月上旬に旬を迎える、珍しいたけのこです。
切り口の断面が四角いことから、シホウチクと名付けられました。
鮮やかな緑色が特徴で、食卓に彩りを添えてくれます。

味わいはほのかな苦味があり、シャキシャキとした食感が楽しめます。

カンザンチク(寒山竹)

カンザンチク

カンザンチクは、歯ごたえがありながらもやわらかく、上品な味わいが特徴のたけのこです。
また、アクが少なく、調理がしやすい点も魅力。

あまりのおいしさに大名が好んで食べたといわれ、「大名筍」という別名も持っています。
旬は7~8月頃。身がやわらかく鮮度が落ちやすいので、購入したらできるだけ早く食べるのがおすすめです。

ネマガリダケ(根曲がり竹)/チシマザサ(千島笹)

ネマガリダケ

ネマガリダケは、千島笹(チシマザサ)という竹の若芽のことです。
根元が曲がっていることから「ネマガリダケ」という名前がついたといわれています。

ほかのたけのこと比べて小さくて細い形をしており、アクやえぐみが少なく、優しい味で食べやすいたけのこです。
下処理が不要で、すぐに料理に使えるのも魅力です。

5~6月に旬を迎えますが、産地が限られていて流通量が少ないので、見つけたらぜひ手に入れてみてください。

たけのこをおいしく食べるための下処理方法

たけのこ下茹で

たけのこの品種によっては、ネマガリダケのようにアクやえぐみが少なく、下処理不要でそのまま調理できるものもあります。
しかし、ほとんどのたけのこは、下茹でをして雑味を取り除いてから調理するのが基本です。
ここでは、最も多く流通しているモウソウチクを例に、下処理の方法を解説します。

必要なもの


  • たけのこ(適量)
  • 水(たけのこがかぶるくらいの量)
  • 米ぬか(2Lの水に対して30gが目安)
  • 赤唐辛子(1~2本)

下処理の手順


  • たけのこの根元(0.5~1cm)を切り落とします。
  • 穂先の硬い部分を、斜めに3cmくらい切り落とします。
  • 皮を1枚むき、穂先側から皮に縦の切り込みを入れます。包丁の刃がたけのこの身に届かない程度の深さ(1~2cm)が目安です。
  • 鍋にたけのこを入れ、水、米ぬか、赤唐辛子を入れて火にかけます。
  • 沸騰したら落し蓋をして、弱火で約1時間茹でます。
  • たけのこの根本の硬い部分に竹串を刺して、すっと通れば火を止めます。ゆで汁に漬けたまま一晩冷ましてください。
  • 完全に冷めたら、表面の米ぬかをさっと洗い流した後、たけのこを縦半分に切って皮をむきます。
茹でたたけのこの断面

たけのこの断面を見ると、身と皮の色が違うため、どの部分をむけばいいのかわかります。

たけのこは、皮のまま下茹ですることでアクが抜けやすくなり、旨みも逃しません。
また、ぬかや赤唐辛子には旨みを残しながらえぐみを取り除く効果があるため、できるだけ使うことをおすすめします。

部位別のおすすめ調理法

たけのこといえば、若竹煮や土佐煮が定番ですが、刺身や天ぷら、しゃぶしゃぶなどでもおいしくいただけます。
たけのこを「穂先」「中央部」「根元」の3つの部位に分け、それぞれに合った調理法を紹介します。

たけのこの部位ごとの特徴

穂先

穂先はやわらかく、鮮度の高いたけのこであれば刺身がおすすめです。
旬の新鮮なたけのこが手に入ったら、すぐに下茹でし、穂先を薄切りにして食べると、たけのこならではの風味が存分に楽しめます。

中央部

根元と穂先を除いた中央部は、硬すぎずやわらかすぎず、適度な噛みごたえがある部位です。
代表的なたけのこ料理である若竹煮や土佐煮をはじめ、天ぷら、しゃぶしゃぶ、あえ物など、幅広い料理に使えます。

根元

根元は繊維が多く硬い部分ですが、繊維を断ち切るように千切りにしたり、小さめのいちょう切りにしたりすると食べやすくなります。
素揚げや炒め物などにするのがおすすめです。

また、たけのこの炊き込みご飯には、すべての部位を入れると変化に富んだ食感が楽しめます。
穂先、中央部、根元をすべて使って、香り豊かで食感も楽しい炊き込みご飯を作ってみてください。

たけのこは栄養も豊富

たけのこは味わいや食感が魅力的なだけでなく、栄養も豊富に含まれています。
ここでは、たけのこの代表的な栄養素や栄養成分について紹介します。

食物繊維

たけのこには食物繊維が多く含まれており、特に不溶性食物繊維が豊富です。
不溶性食物繊維は便のかさを増やして腸の動きを活発にし、便通を促進する効果が期待できます。

さらに、脂質や糖質、ナトリウムなどを吸着して体外に排出する働きもあり、肥満や糖尿病、高血圧といった生活習慣病の予防にも役立つとされています。

ビタミン

たけのこは、脂溶性のビタミンEと、水溶性のビタミンB群の一種であるパントテン酸が豊富です。

ビタミンEは血行を促進して冷えを防ぐほか、強い抗酸化作用により病気や老化から身体を守ります。
パントテン酸はビタミンB群の一種で、皮膚や粘膜の健康維持をサポートするとされています。

ミネラル

ミネラルは、身体を作ったり、身体の機能を調整したりする上で欠かせない成分です。

たけのこには、貧血予防に役立つ銅や、味覚や嗅覚を保つ亜鉛、胎児の身体の発達を助けるマンガンといったミネラルが含まれます。
また、体内の余分な水分と塩分を排出してむくみを抑え、高血圧を予防するカリウムも豊富です。

チロシン

たけのこを茹でた際に表面に付着する白い物質(結晶)は、アミノ酸の一種であるチロシンです。

チロシンは、やる気を引き出すドーパミンや、集中力を高めるノルアドレナリンの材料となるため、うつ症状の改善に効果が期待されています。
また、ストレスをやわらげる効果や、白髪を予防する効果もあるとされています。

たけのこを長く楽しむための保存方法

たけのこは、収穫後すぐに味が落ちやすいため、保存する際はまず下処理を行うことが大切です。
下処理後のたけのこを数日以内に食べる場合は冷蔵保存を、少し長く保存したい場合は冷凍保存をおすすめします。

冷蔵する場合

冷蔵保存する場合は、深めの保存容器にたけのこを入れ、しっかり浸る程度の水を入れます。
蓋をして毎日水を取り換えれば、3~4日は保存できます。

ただし、水に浸けることで栄養素や風味が抜けてしまうため、早めに食べ切るのがおすすめです。

冷凍する場合

たけのこを冷凍保存する際は、薄切りにして冷凍用保存袋に入れ、たけのこが浸るくらいの出汁を注ぎます。
袋の中の空気を抜き、冷めたら平らにして冷凍します。保存期間は約2週間です。
出汁に漬けることで水分が抜けて食感が変わるのを防ぎ、たけのこの風味を保つことができます。

香り高い旬のたけのこを味わい尽くそう

たけのこは、短い旬の期間にしか味わえない食材です。
シャキシャキとした食感と香り高い風味は、刺身や天ぷら、若竹煮など、さまざまな料理で楽しむことができます。
また、食物繊維やビタミン、ミネラルなどが含まれ、栄養素や成分が豊富なのも魅力のひとつです。

めいぶつチョイスでは、とれたてのたけのこを産地直送でお届けしています。
ぜひ、旬のたけのこを手に入れて、香り高いおいしさを存分に味わってみてください。