黒釉盃(深)

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この商品について

シンプルで洗練された普段使いの器を手がけ、日本だけでなく海外でも活躍している陶芸家・古谷 宣幸さん。故郷の滋賀県甲賀市・信楽町に拠点を置きつつ海外での作陶経験も豊富な古谷さんが、黒釉を用いて作った盃です。黒釉とは、鉄分で黒く発色する釉薬のこと。焼成時の条件に仕上がりが左右されやすい繊細な釉薬ですが、古谷さんは理想とする黒釉の質感を求めて、世界の古い焼き物を積極的に研究。その研究の末にたどり着いた、オリジナルの釉薬を使用しています。日本に最も古くからあるという穴窯で焼き上げており、同じ器は2つとない1点ものです。口当たりも優しくまろやかで、成型の技も光ります。黒釉ならではのしっとりと上品な質感に日本酒がよく映えるさまも、また格別の景色として楽しめます。

商品名
黒釉盃(深)
発送日
3日後以降
ギフト対応
不可
注意事項
  • サイズ:縦80mm×横80mm×高さ50mm
    重量 (g):117g
    産地(県名):滋賀県
    原材料:陶器

    物によっては、「ふりもの」と呼ばれる、焼成中に降ってきた灰などの不純物が付着したまま焼き上がってできる黒褐色の点などが見られる場合があります。これもまた焼き物の味わいや見どころの1つだと思いますので、器1つ1つとの出会いも楽しんでいただけたら嬉しいです。

私たちはここにこだわっています!

陶芸家 古谷宣幸

誤魔化しの効かない、ミニマルなものこそが一番難しいけれど、流行に惑わされず小手先の技術に頼らず、そのままの自分を轆轤で表現できれば、長い時を経ても飽きずに使い続けられる器になる。私が常日頃から感じていることです。使っているうちに、気づけば生活になくてはならない存在にまで成長するような器となりますように。

シンプルで洗練された和洋を問わないデザインの器で、海を越えて活躍する陶芸家です

陶芸家・古谷 宣幸さんは、信楽焼で知られる滋賀県の信楽町を拠点に、日本のみならず海外でも活躍している作家です。シンプルでありながら洗練されたセンスと繊細な技巧が光る器は、和洋問わず幅広く使えるのが特徴。日々の暮らしに末長く寄り添う、美しく育ってくれる器が揃っています。

国内外で暮らしながら作陶経験を積み、生活の器づくりを洗練させ続けています

古谷さんは、信楽を代表する陶芸家の一人・古谷道生さん(故人)の3男として生まれました。そんな父の影響もあって始めた全国の窯業地を訪ねる旅の道中での様々な出会いや経験を経て、毎年数カ月間、海外でも活動するように。技術面だけでなく生活そのもののあり方を通じて、陶芸についての見識を今なお深め続けています。

納得いくまで世界中の陶芸を研究し、独自の黒釉にたどり着きました

古谷さんが使う技法の1つに、鉄分によって黒色に発色する黒釉があります。焼成時の条件や環境によって仕上がりが左右されてしまう繊細な釉薬ですが、古谷さんは納得のいく質感を求めて黒高麗や東南アジアなどの古い焼き物を積極的に研究。製作時には、研究の末に作り上げた独自の黒釉を使用しています。

シンプルな器に凝らした繊細な技巧が光る、世界を股にかけて活躍する陶芸家です

信楽焼で知られる焼き物の産地、滋賀県甲賀市の信楽町。古谷 宣幸さんは、自身の生まれ故郷でもあるその地を拠点に、国内だけでなく海外でも活躍する陶芸家です。シンプルかつ主張のしすぎないデザインで、和洋問わず使い勝手がよいのが特長。料理はもちろん、お茶の席や見立てとしても幅広く使える器が揃っています。黒釉に粉引、灰釉や焼き締めなど、あえて技法を絞らずに制作しており、シンプルながらも表現のバリエーションが豊か。釉薬の色だけでなく器の形状にも変化をつけるなど、繊細な技巧が光ります。使い込むことで移り変わる器の表情や育ち具合などといった経年変化も焼き物の醍醐味ですが、潔い美しさをたたえながらも暮らしに寄り添う古谷さんの器は、国内外で多くの人々を魅了しています。

陶芸家である父の背中を見て育ち、国内だけでなく海外での作陶経験も豊富です

古谷さんは、信楽を代表する陶芸家の一人である古谷道生さん(故人)の3男として誕生。高校卒業後は京都嵯峨芸術大学に進学し、陶芸を学び始めます。宣幸さんが17歳の時に亡くなった道生さんは、2年程かけて全国の窯を自転車で訪ね回ったこともあったそう。そんな父の影響もあったのか、大学卒業後、全国の窯業地を訪ねる旅に出ました。道中では瀬戸の職人の轆轤(ろくろ)のスピードや、唐津で出会った中里隆さんの蹴り轆轤による制作など、父の道生さんとはまた違った仕事に触れ、強い魅力を感じます。旅から戻った翌年、再会した中里さんのアシスタントとなり、中国陶器研究家・小山冨士夫さんの花ノ木窯(岐阜県土岐市)をはじめに、アメリカやデンマークといった海外の拠点へも帯同するように。陶芸における技術的な面だけでなく、共に料理を作り食事をするという生活そのものの在り方が「陶芸に繋がる」として毎年数カ月間滞在しながら、今なお多くのことを学び続けています。

世界中の陶芸を研究した末にたどり着いた、オリジナルの黒釉を使っています

粉引に灰釉、焼き締めなど多彩な技法で作陶に励む古谷さんですが、とりわけ黒釉にはこだわりがあります。黒釉とは鉄分で黒く発色する釉薬のことですが、温度や酸素のコントロールがシビアで、焼成時の条件によって変化しやすいのが特徴です。古谷さんは薪の窯で焼成を行うこともあり、特にマットな質感を求める場合、納得いく釉調にするためには場所などの条件が限られてしまいます。そんな繊細な黒釉における理想の釉調を求めて、古谷さんは黒高麗や東南アジアなどの古い焼き物を積極的に研究。制作に使われているのは、そのような研究や試行錯誤の末にたどり着いたオリジナルの黒釉なのです。一見すると気負うことなく使える普段使いのシンプルな器ですが、古谷さん独自の黒釉による美しく上品な漆黒は、見飽きることなく末長く日々に寄り添ってくれます。

こだわりポイント

にほんものストア
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日本中を巡り、その土地に行ったからこそ見つけられた「にほん」の「ほんもの」。 旅で出会ったうまいもの、美しい場所、手に馴染む道具、人の暖かさ。 「にほんもの」は、日本文化の素晴らしさを少しでも多くの人に知ってもらうきっかけを作ります。

ショップ情報

ショップ名
にほんものストア
出店者名
一般社団法人ギフト研究所
所在地
〒142-0063
東京都品川区荏原3丁目5番地6号リベラルハウス1階

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