白三島 小皿

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  • 「にほん」の「ほんもの」を集めた、にほんものストア
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この商品について

井上茂さんは、精製された陶土ではなく、砂などの不純物が混ざった「原土」による土づくりや、自然由来の素材を用いた釉薬などを使った器づくりが特徴的な愛知県知多市の陶芸家です。プリミティブな魅力を放つ器がSNSや展示を通じて器が多くの人の心を掴み続ける作家が、「三島手」という表現技法を用いて小皿を作りました。三島手とは、朝鮮磁器がルーツだとされる象嵌の技法。半乾きの素地1つ1つに印判などで彫り模様を入れ、そこに化粧土をかけて文様を描き出す表現手法です。土味の残る原土と三島手の醸す、味わい深いニュアンスの白色が、どんな食卓にも優しく馴染みます。手頃な大きさに加え、普段使いしやすい軽やかな使い心地もポイント。家族やパートナーの分、または来客用にと、何枚かまとめて欲しくなるような器です。

商品名
白三島 小皿
発送日
3日後以降
ギフト対応
不可
注意事項
  • サイズ:口径約110mm×高さ約30mm(手作りのため個体差あり)
    重量 (g):約125g(個体差あり)
    産地(県名):愛知県
    原材料:陶器

    手作りの為、1点ずつ風合いが異なります。

    小さな器の中にも個性豊かな原土の風合いを感じていただけるよう、1つ1つ丁寧に作りました。土そのものを感じるような“ざらっ”とした手触りの質感が、忙しない日々に小さな安らぎをもたらしてくれます。料理や食材の和洋問わず映える器です。

私たちはここにこだわっています!

陶芸家 井上茂

原土のみを長く扱ってきたことで、今では土を見れば自分が求める作品への適性や釉薬でどのような表現ができるのかがわかるようになってきました。「土がなりたい姿」を感じ取りながら成型し、伝統的な和食器のよさを感じられる昔ながらの手法で表現した唯一無二の器を、暮らしのパートナーとして迎えていただけたら幸いです。

「原土」を使い、土の優しさあふれる暮らしの器を作っています

井上茂さんは、常滑焼や瀬戸焼で知られる愛知県の知立市で自宅兼工房を構える陶芸家です。原料として使うのは精製された陶土ではなく、砂などの不純物が混ざった原土のみ。土の個性や味わいが引き立つデザイン性、見た目からは想像できない軽さと機能性を兼ね備えた、普段使いしやすい器づくりを行なっています。

独学で焼き物と向き合いながら、会社員から陶芸家へ転身しました

会社員時代に参加した陶芸体験教室をきっかけに、陶芸へのめり込んでいった井上さん。何事も自分で調べて実践しながら作品を作り続け、SNSへ投稿するうちに話題となり、展示会や個展を開催したところ盛況に。ついに勤め先にも知られ、会社員か陶芸家かの2択を迫られた井上さんが選び取ったのは、陶芸の道でした。

自然の素材がもたらす偶然性が、陶芸のおもしろさであり醍醐味です

陶土よりも繊細で扱いにくい原土ですが、井上さんは、その土特有の個性を生かすことにやりがいを見出しています。加えて、灰釉といった自然由来の素材からなる釉薬がもたらす偶然性にも「ロマン」を感じているそう。狙ったものより狙った“以上”のものができる、このワクワク感が井上さんの作陶の原動力なのです。

土そのものの個性や味わいが引き立つ、「原土」を使った暮らしの器を作っています

愛知県は、日本六古窯の1つである常滑焼や瀬戸焼で知られるように、焼き物が盛んな土地。そんな愛知県の知立市で自宅兼工房を構える井上茂さんは、精製された陶土ではなく砂などの不純物が混ざった原土を用い、土の優しさにあふれた器を作る陶芸家です。採掘したままの状態である原土は砂などの不純物を含み、コシも弱く轆轤(ろくろ)での扱いが難しいという一面も。しかしそれも土の個性と捉え、器の味わいとして落とし込んでいます。原土を轆轤で成型した後は、天然の木灰を溶媒とする灰釉や白い化粧土をかける粉引、押印等でつけた彫りと化粧土で紋様を出す三島手など、取り入れる表現技法も実に様々。原土が醸す独特の土味と相まって1つ1つ表情が異なり、同じ器は2つとありません。また「普段使いの器を作りたい」との思いから器としての機能性にもこだわり、安定感と見た目からは想像できないような軽さを備えています。食事の際に自然と手が伸びる光景が目に浮かぶような、使い手の“パートナー”となって毎日の暮らしを支えてくれる??井上さんが作るのは、そんな器です。

独学で突き詰めながら作った作品が話題を呼び、会社員から陶芸家の道へ

元々陶芸に興味があったという井上さんが陶芸の道を歩むきっかけとなったのは、会社員時代に常滑で行われていた陶芸体験教室でした。日常で使える器を作りたかった井上さんは、当時大多数であったアーティスティックな陶芸を求める志向とは合わなかったため、轆轤挽きの技術を教わった後は独学で陶芸を突き詰めることに。あえて美術系の学校などで教わらず、何でも自分で調べ、実証しながら知識と技術を積み上げてきたからこそ、今ある“陶芸の常識”にとらわれない自由な作風を築き上げていくことができたのです。陶芸を始めて3年、会社員を続けながら常滑市で焼成の手伝いをしつつ、コツコツ作り続けてきた自分の作品をInstagramに投稿していたところ、徐々に話題になっていきます。オファーを受けて開催した展示会や個展には多くの人が押し寄せ、大好評。ついに勤め先にも知られることとなり、会社勤めか陶芸かの選択を迫られた末、井上さんは陶芸1本で生きることを決意しました。

原土や灰釉などがもたらす、自然由来の“おもしろさ“も作陶の醍醐味です

原土は不純物も多く扱いにくい反面、陶土にはない自然な土の持ち味を生かすことにやりがいを感じているという井上さん。原土だけでなく、平安時代から鎌倉中期に作られたという古常滑で用いられた、自然釉や灰釉といった釉薬の偶然性にも惹かれていったそうです。「市販の陶土や精製された釉薬を使えば、狙った通りの色を出すのは難しくありませんが、それではおもしろくない。しかし草木の灰を原料とした灰釉だと、灰の中に含まれる微量の金属が化学反応を起こし、数百個のうち1つ2つだけ、思っても見なかったような器ができることがあるんです」。自然がもたらす偶然性により、狙った“以上“のものができることにロマンを感じる、と語ります。このワクワク感が焼き物の醍醐味であり、より良いものを作るための井上さんの原動力になっているのです。

こだわりポイント

にほんものストア
にほんものストア

日本中を巡り、その土地に行ったからこそ見つけられた「にほん」の「ほんもの」。 旅で出会ったうまいもの、美しい場所、手に馴染む道具、人の暖かさ。 「にほんもの」は、日本文化の素晴らしさを少しでも多くの人に知ってもらうきっかけを作ります。

ショップ情報

ショップ名
にほんものストア
出店者名
一般社団法人ギフト研究所
所在地
〒142-0063
東京都品川区荏原3丁目5番地6号リベラルハウス1階

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